
クレイ 2
Cray-2
回路を液体に浸して冷やした、1985 年のスーパーコンピュータ
- 年代
- 1985年
- 場所
- アメリカ(クレイ・リサーチ社)
しくみと歴史
アメリカのクレイ・リサーチ社が 1985 年に出したスーパーコンピュータで、シーモア・クレイが設計を率いた。回路の部品をぎっしり詰めたので、熱をどう逃がすかが大きな問題になった。そこで回路の板を、3M 社の電気を通さない液体フロリナートに浸し、液体を圧力で回路の間に流して、外で冷やした。コンピュータ歴史博物館は、その姿を大きな水槽にたとえている。本体は円い形で、配線を短くして速さを上げた。
ロンドンの科学博物館グループは、1986 年にイギリスのハーウェルの原子力公社に入り、1993 年まで動いた 1 台を所蔵している。そこには、10 本の円筒を台に並べた、液体を冷やす「滝」の装置も含まれる。1989 年、チュドノフスキー兄弟はミネアポリスにあるクレイ 2 の空き時間を借りて、円周率を 10 億桁を超えるまで計算した。使用料は 1 時間 750 ドルだった。
この器具が出てくる公式
出典
- Computer History Museum, Revolution: Supercomputers (Cray-2)
- Science Museum Group Collection: Cray 2 supercomputer, 1986 (object 1993-918)
- Wikipedia: Cray-2
- R. Preston, "The Mountains of Pi", The New Yorker (1992 年 3 月 2 日号)