
しくみと歴史
イギリスの電気会社フェランティが作った電子計算機で、1951 年 2 月にマンチェスター大学に最初の 1 台が届いた。世界で初めて売り出された汎用の計算機とされる。マンチェスター大学のフレディ・ウィリアムズとトム・キルバーンらが作ったマンチェスター・マーク 1 をもとに、記憶装置を大きくし、掛け算を速くし、命令を増やした。
主な記憶装置は 8 本のブラウン管で、管の面に並べた電荷の点で数を覚えた(ウィリアムズ管)。補助の記憶には磁気ドラムを使った。入力は穴をあけた紙テープで、出力は紙テープの穿孔機か、テレプリンターの印字だった。操作卓には、記憶の中身を点の並びとして映す小さな画面が 2 つあった。チューリングはこの計算機のプログラムの手引きをまとめ、生き物の模様や形の研究でも、この計算機で式を解いた。1958 年に後継の計算機に置き換えられた。