
フック『復元力について、すなわちばねについて』(1678)
Robert Hooke, Lectures de Potentia Restitutiva, or Of Spring (1678)
ばねの伸びと力の比例を明かし、アナグラムの答えを示した講義録
- 年代
- 1678年
- 場所
- ロンドン
- 人物
- ロバート・フック
しくみと歴史
1678 年、王立協会の本を引き受けていたロンドンのジョン・マーティンの店から出た、フックの講義録である。店はセント・ポール大聖堂の境内にあり、「ベル」という看板を掲げていた。四つ折り判で、本文は 56 ページ、図版が付く。2 年前の『ヘリオスコープの記述』に載せたアナグラム ceiiinosssttuu の答え「Ut tensio, sic vis(伸びのとおりに、力も)」を、この本で明かした。
本文では、つるまき形のばね、時計のぜんまい、長い針金、乾いた木の板におもりを掛け、どれも伸びや曲がりがおもりに比例することを示す。理論を見つけたのは、およそ 18 年前だと書いている。
イギリスのイートン校の図書館には、この本を『ヘリオスコープの記述』などフックの小冊子とともに綴じた 1 冊がある。18 世紀の茶色のまだら模様の子牛革で装丁され、ニコラス・マンの旧蔵書として 1754 年に贈られた。
この器具が出てくる公式
出典
- Eton College Collections: Lectures de potentia restitutiva, or Of spring (London, 1678), B18559
- MacTutor History of Mathematics: Robert Hooke
- R. T. Gunther, Early Science in Oxford, Vol. 8: The Cutler Lectures of Robert Hooke (Oxford, 1931)