
ホイヘンスの振り子時計(コステル作、1657 年)
Pendulum clock by Salomon Coster to Christiaan Huygens's design (1657)
いま残る中で最も古い振り子時計。ホイヘンスの考えをコステルが作った
- 年代
- 1657年
- 場所
- ハーグ(オランダ)
しくみと歴史
ホイヘンスが 1656 年の暮れに考えた振り子時計を、ハーグの時計職人サロモン・コステルが作ったもので、いま残る中で最も古い振り子時計である。文字盤には「サロモン・コステル、ハーグ、特許により、1657」と記され、オランダのライデンにあるブールハーフェ博物館が所蔵している。コステルは、この時計を作る権利をホイヘンスから得ていた。
ぜんまいで動く小さな時計で、振り子が 1 往復するごとに歯車を一定の量だけ進める。振り子の往復の時間がほぼ一定であることを使ったので、時計の誤差は 1 日に 1 分より小さくなった。この形の初期の時計は、時を示す輪を黒いビロードを張った文字盤に取り付けていた。
ホイヘンスはその後も振り子の研究を続けた。1673 年の『振り子時計』では、サイクロイドに沿って動く振り子なら、振れ幅によらず同じ時間で往復することを示した。
この器具が出てくる公式
出典
- Guinness World Records: Oldest pendulum clock
- Guinness World Records: First operational pendulum clock
- MacTutor History of Mathematics: Christiaan Huygens
- C. Huygens, Horologium Oscillatorium (Paris, 1673)