
レイノルズの実験装置
Reynolds's pipe-flow apparatus
ガラス管の水に色素を流し、流れが乱れる境目を調べた装置
- 年代
- 1883年
- 場所
- マンチェスター
しくみと歴史
マンチェスター大学の前身オーエンズ・カレッジで工学を教えたオズボーン・レイノルズが、1883 年の論文の実験に使った装置である。水を満たした長い水槽の中に、まっすぐなガラス管を横たえる。管の入り口は、水がなめらかに入るようにラッパの形に広げてある。管の先は水槽の外へ出て弁の付いた管につながり、弁の開け方で流れの速さを変える。入り口の中心には、細い管から色をつけた水を少しずつ流し込む。
流れが遅いうちは、色の筋は管の中を 1 本の糸のようにまっすぐ進んだ。速くしていくと、ある所で筋が急に揺れて崩れ、管いっぱいに広がった。レイノルズは管の太さや水の温度を変えて調べ、この変わり目が、速さ・管の太さ・粘性を組み合わせた 1 つの数で決まることを示した。いまのレイノルズ数である。装置そのものは、いまもマンチェスター大学の工学部に残されている。
この器具が出てくる公式
出典
- O. Reynolds, An Experimental Investigation of the Circumstances Which Determine Whether the Motion of Water Shall Be Direct or Sinuous, and of the Law of Resistance in Parallel Channels, Philosophical Transactions of the Royal Society of London 174 (1883), 935-982
- The University of Manchester, Osborne Reynolds Day Series: Osborne Reynolds