ピエール・ファトゥの肖像(Pierre Fatou・出典: Wikimedia Commons・作者不明・Public domain)
Pierre Fatou
出典: Wikimedia Commons・作者不明・Public domain

ピエール・ファトゥ

Pierre Fatou

関数の反復を調べ、ジュリアと並んで複素力学系の基礎を築いた

生没年
1878–1929
地域
フランス

生涯

1878 年 2 月 28 日、フランス西部のロリアンで生まれた。1898 年にエコール・ノルマル・シュペリウールに首席で入り、1901 年に卒業した。同じ年の 11 月からパリ天文台に勤め、以後ずっと天文台で働いた。

1906 年、三角級数とテイラー級数についての論文を『アクタ・マテマティカ』に載せ、1907 年に博士の学位を得た。ポアソン積分で表される関数が、円の縁のほとんどすべての点で極限をもつことを示した結果は、いまファトゥの定理と呼ばれる。

フランス科学アカデミーは 1915 年、1918 年の大賞の課題に有理関数の反復を選んだ。ファトゥはモンテルの正規族の考えを使って理論を立て、1917 年 12 月に科学アカデミーの報告に発表した。大賞はガストン・ジュリアが受けた。ファトゥは 1919 年から 1920 年にかけて、フランス数学会の会報に、3 回に分けて長い論文を載せた。1928 年に天文台の天文官となった。1929 年 8 月、フランス西部のポルニシェで没した。

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