
生涯
1878 年 11 月 7 日、オーストリアのウィーンで生まれた。1906 年、ウィーン大学で博士の学位を得た。この大学で物理学の博士になった女性として、2 人目である。1907 年にベルリンへ移り、マックス・プランクの講義を聴きながら、化学者オットー・ハーンと放射能の実験を始めた。女性であるため、研究所の主な実験室には入れなかった。
1913 年にカイザー・ヴィルヘルム化学研究所の研究員となり、1918 年からは放射物理の部門を率いた。1926 年、ベルリン大学の員外教授になった。ハーンとの共同研究は 30 年に及んだ。
1933 年、ナチスが政権を握ると、ユダヤ系であることから教える資格を奪われた。1938 年 7 月、オランダを経てスウェーデンへ逃れ、ストックホルムのノーベル物理学研究所に職を得た。同じ年の暮れ、ハーンとシュトラスマンがウランで得た実験の結果を、甥のオットー・フリッシュとともに、原子核が 2 つに分かれる「核分裂」として説明した。2 人の論文は 1939 年 2 月に『ネイチャー』に載った。1944 年のノーベル化学賞は、ハーンひとりに贈られた。1960 年にイギリスのケンブリッジへ移り、1968 年 10 月 27 日に没した。元素 109 番のマイトネリウムは、マイトナーにちなむ。
関わった公式1
出典
- Deutsches Historisches Museum, LeMO: Lise Meitner 1878-1968
- Atomic Heritage Foundation: Lise Meitner
- Universität Wien, Geschichte der Universität Wien: Lise Meitner
- Universität Wien, Geschichte der Universität Wien: Olga Steindler-Ehrenhaft
- L. Meitner and O. R. Frisch, Disintegration of Uranium by Neutrons: a New Type of Nuclear Reaction, Nature 143 (1939), 239-240