W. D. ハミルトンの肖像(画像生成 AI で描いたイメージ)
画像生成 AI で描いたイメージ

W. D. ハミルトン

William Donald Hamilton

血縁の相手を助ける性質が広がる条件を、式で示した

生没年
1936–2000
地域
イギリス

生涯

1936 年 8 月 1 日、エジプトのカイロで、技師の父と医師の母のあいだに生まれた。子どものころから博物学に夢中で、E. B. フォードの本『チョウ』で、自然選択と遺伝学の考えに出会った。イングランドのトンブリッジ校を経てケンブリッジ大学で学び、ロンドンのユニヴァーシティ・カレッジとロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの両方に籍を置いて博士の研究をした。

博士の研究を続けていた 1964 年、「社会行動の遺伝的進化」の 2 部の論文を出し、血縁の相手を助ける性質が広がる条件を式にした。インペリアル・カレッジ・ロンドンにいた 1967 年には性比の論文を出し、のちの進化的に安定な戦略の考えにつながる「負けない戦略」を示した。1981 年には政治学者ロバート・アクセルロッドと、血縁の無い者どうしの協力の進化を論じた。のちには、寄生者が性の進化に果たす役割を研究した。ミシガン大学などを経て、オックスフォード大学に移った。

王立協会のフェローに選ばれ、京都賞とクラフォード賞を受けた。2000 年、コンゴ民主共和国への調査の旅から戻ったのち、3 月 7 日にロンドンで没した。

出典

  1. LSE: W.D. Hamilton FRS (LSE alumni shaping the world)
  2. M. K. Meehan, T. K. Shackelford, William Donald Hamilton, Encyclopedia of Animal Cognition and Behavior (Springer, 2021)
  3. W. D. Hamilton, The Genetical Evolution of Social Behaviour. I, II, Journal of Theoretical Biology 7 (1964), 1-52

姉妹サイト

株式会社Game が運営するメディアです。