
カルダーノ『アルス・マグナ』
Girolamo Cardano, Ars Magna (1545)
三次と四次の方程式の解き方を初めて印刷して広めた代数学の本
- 年代
- 1545年
- 場所
- ニュルンベルク
しくみと歴史
1545 年、ドイツのニュルンベルクで、ヨハネス・ペトレイウスの印刷所から出たカルダーノの代数学の本である。題は『大いなる術、すなわち代数の規則について』。二つ折り判の 1 巻で、題扉には著者の肖像が刷られている。代数学だけを扱った最初のラテン語の本とされる。
40 の章からなる。三次方程式の解き方を、デル・フェッロが最初に見つけ、タルターリャが独立に見つけ直したと記して載せた。弟子のフェラーリが見つけた四次方程式の解き方も収める。答えが 2 つ重なる場合を扱い、負の数の平方根を含む計算にも初めて触れた。カルダーノはこれを役に立たない技巧と書いたが、のちにボンベリが計算の道具として使ってみせた。初版は、アメリカのカンザスシティにあるリンダ・ホール図書館などに残る。
この器具が出てくる公式
出典
- MoMath + Wolfram, History of Mathematics: Cardano's Ars Magna (Linda Hall Library, QA35.C35 1545)
- MacTutor History of Mathematics: Girolamo Cardano
- Girolamo Cardano, Ars Magna, or The Rules of Algebra, trans. T. Richard Witmer (MIT Press, 1968)