
EDSAC
EDSAC (Electronic Delay Storage Automatic Calculator)
水銀の遅延線で数を覚えた、ケンブリッジ大学の初期の電子計算機
- 年代
- 1949〜1958年
- 場所
- ケンブリッジ大学(イングランド)
しくみと歴史
ケンブリッジ大学の数学研究所(Mathematical Laboratory、のちの計算機研究所)で、モーリス・ウィルクスらが作った電子計算機。1946年10月に作り始め、1949年5月6日に、0から99までの数の2乗を計算する最初のプログラムを動かした。
約3000本の真空管を12の架に並べ、消費電力は約12 kWで、5 m×4 mほどの部屋を占めた。数は、長さ約5フィートの水銀の管の中を伝わる超音波の列として覚え、32本の管に17ビットの数を合わせて1024個しまえた。2つをつなぐと符号を含めて35ビットの数になる。命令は平均して1秒に約650回で、掛け算1回に4.5ミリ秒かかった。入力は穴をあけた紙テープで、出力はテレプリンターで印字した。
気象学・遺伝学・X線結晶学の計算に使われ、1954年には、J・C・P・ミラーとM・F・C・ウーレットがの整数解を100以下の正のについて探した。1958年7月11日に止められ、後継のEDSAC 2に仕事を譲った。