
マレーズ・トラップ(クレーフェルト型)
Malaise trap (Krefeld standard of the Townes type)
網の壁に当たって登った虫を、てっぺんの瓶に集める罠
- 年代
- 1982年(クレーフェルト昆虫学会が型をそろえる)
- 場所
- クレーフェルト
しくみと歴史
テントのような形をした、飛ぶ昆虫を捕る罠である。網の壁に当たった虫は上へ登り、屋根の斜面をたどって、いちばん高いところの瓶に入る。瓶には80%のエタノールを入れておき、罠は昼も夜も開けたままにする。
元の型はマレーズが1937年に『Entomologisk Tidskrift』に発表した。クレーフェルト昆虫学会は、ヘンリー・タウンズが1972年に発表した軽い型をもとに、1982年から同じ裁ち方の罠を作って使い続けている。ドイツ連邦自然保護庁とクレーフェルト昆虫学会などの研究者がまとめた2018年の手引きでは、瓶への入り口をおよそ5 cm、捕集の瓶を1 Lとしている。市販の罠は使わないよう勧めているが、それは同じ型が長く手に入らないからだ。
1989年から2016年の記録では、この型の罠を63か所の自然保護区に置き、平均11.2日ごとに瓶を替えた。手引きによると、罠1つが1年に捕る虫は、アルコールを切った重さで0.2〜1.5 kgほどになる。
この器具が出てくる公式
出典
- C. A. Hallmann et al., More than 75 percent decline over 27 years in total flying insect biomass in protected areas, PLOS ONE 12(2017), e0185809
- A. Ssymank, M. Sorg, D. Doczkal, B. Rulik, G. Merkel-Wallner, M. Vischer-Leopold, Praktische Hinweise und Empfehlungen zur Anwendung von Malaisefallen, Series Naturalis 1(2018), 1-12(Entomologischer Verein Krefeld)