ボルタの電堆(画像生成 AI で描いたイメージ)
画像生成 AI で描いたイメージ

ボルタの電堆

Voltaic pile

2種類の金属の円板と湿らせた厚紙を積み重ねた、最初の電池

年代
1800年
場所
イタリア

しくみと歴史

イタリアのアレッサンドロ・ボルタが1800年、ロンドンの王立協会への報告で発表した、最初の電池である。亜鉛かスズの円板と、銅か銀の円板を交互に重ね、あいだに水溶液を含ませた厚紙か革をはさむ。金属2枚と湿った層1枚で1組の電池になり、ボルタはおよそ20組を積み上げた。

亜鉛と銅の組では、亜鉛が電子を出して金属のイオンに変わる。1組の電圧は空気に触れるかどうかで変わり、約0.8〜1.1 Vだった。両端をつなぐと火花が飛び、実演を見たナポレオンがボルタを伯爵にしたと、2019年のノーベル化学賞の科学的な解説は書いている。くり返し充電できない一次電池だが、2つの電極を電解質でへだてて置く形は、いまの電池にも受け継がれている。

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