存命の人なので、顔は描いていない

シンシア・ドワーク

Cynthia Dwork

差分プライバシーをその名で初めて定義した計算機科学者

生没年
20世紀後半から活躍
地域
アメリカ

生涯

アメリカの計算機科学者。差分プライバシーの論文を書いた2006年には、マイクロソフト・リサーチのシリコンバレー研究所にいた。2017年の時点ではハーバード大学の教授(計算機科学)で、全米科学アカデミーと全米工学アカデミーの会員でもある。

2006年の国際会議ICALPに出した論文「Differential Privacy」は、統計学者ダレニウスが1977年に掲げた目標から始まる。データベースに触れても、触れなかったときに分からないことは、個人について何も分からない。ドワークは、補助の情報を持つ攻撃者の前ではこの目標が達成できないことを、モニ・ナオールとともに示した。代わりに置いたのが、データベースに加わっても加わらなくても、どの結果も小さな倍率の範囲で同じくらい起きる、という約束である。論文の題がそのまま定義の名前になった。名前はマイケル・シュローダーの提案だったと、2016年の改訂版の論文が記している。ICALPの論文の謝辞によると、定義そのものはフランク・マクシェリーとの共同の成果である。

同じ年にマクシェリー、コビ・ニッシム、アダム・スミスと発表した論文「Calibrating Noise to Sensitivity in Private Data Analysis」で、2017年のゲーデル賞を4人で受けた。定義の式と、雑音の幅を感度で決める証明は差分プライバシーで追える。

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