
出典: Wikimedia Commons・Geoffrey Grimmett・CC BY-SA 4.0
生涯
イギリスの数学者・統計学者。数学史の資料集 MacTutor(セント・アンドルーズ大学)によると、1920 年 3 月 21 日にスコットランドのヘレンズバラで生まれた。ケンブリッジ大学のエマニュエル・カレッジに入った 1939 年に第二次世界大戦が始まり、砲兵の将校として対空レーダーの試験に携わった。そこで統計と数値計算を独学したことが、のちの研究の向きを決めた。
戦後ケンブリッジに戻って 1948 年に卒業し、オックスフォード大学で研究を続けた。1955 年から 4 年間はハーウェルの原子力研究所に勤め、1959 年にオックスフォードへ戻った。乱数を使って難しい量を見積もるモンテカルロ法と、ランダムな媒質の中を流れが伝わるパーコレーションの研究で知られ、1965 年にハンドスコムと共著で『モンテカルロ法』を出した。1976 年に王立協会の会員に選ばれた。
数学教育にも強い関心をもち、学校の「現代数学」の教え方を題で厳しく批判した文章も書いた。1968 年のその 1 本で、ソファ問題に面積 π/2 + 2/π の形を示し、どんな形も面積は 2√2 を超えないことを証明した。2004 年 5 月 2 日にオックスフォードで亡くなった。