生涯
1969年、アメリカのワシントンD.C.で生まれた。高校の夏休みに参加した科学の講座で特殊相対性理論に出会い、1988年から1992年までマサチューセッツ工科大学(MIT)で物理学を学んだ。ハーバード大学の大学院ではロバート・カーシュナーのもとでIa型超新星を研究し、光の強まり方と弱まり方から、超新星の本来の明るさと、手前の塵による暗さを分けて見積もる方法を作った。1996年に博士の学位を得た。
カリフォルニア大学バークレー校の研究員だった1997年の秋、高赤方偏移超新星探索チームのデータをまとめて解析し、宇宙の膨張が加速していることに気づいた。1998年3月に投稿した論文は、加速膨張を示した最初の論文の1つになった。
2001年には宇宙望遠鏡科学研究所に移っていて、ハッブル宇宙望遠鏡の撮影に写っていた赤方偏移1.7の超新星から、宇宙がかつて減速していたことを示した。2011年、ソール・パールマッター、ブライアン・シュミットとともにノーベル物理学賞を受けた。受賞のときは、ジョンズ・ホプキンス大学と宇宙望遠鏡科学研究所の教授だった。