
出典: Wikimedia Commons・Olaf Storbeck from Düsseldorf, Deutschland・CC BY-SA 2.0
生涯
1924年8月23日、ニューヨークのブルックリンで生まれた。自伝によれば、両親は移民の子で、ソローのきょうだいといとこの世代が初めて大学へ進んだ。ハーバード大学に入り、第二次世界大戦の兵役から1945年に戻ると経済学を選び、ワシリー・レオンチェフに学んだ。その後MITの経済学科に助教授として迎えられ、自伝に「ほかの職に就いたことも、就きたいと思ったこともない」と書いている。
1956年の論文で、資本が増えると1人あたりの生産がどう増えるかを微分方程式で表し、長い目で見れば成長を決めるのは技術の進歩だと示した。1957年の論文では、生産の伸びから、労働と資本の増加で説明できる分を引いた残差を統計から求める方法を示し、これがのちの成長会計の土台になった。1987年、「経済成長の理論への貢献」でノーベル経済学賞を受けた。
2023年12月21日、マサチューセッツ州レキシントンで亡くなった。1987年に書評欄へ書いた「コンピューターの時代は、生産性の統計を除けばどこにでも見える」という一文は、今も生産性の議論で引かれ続けている。