
Sycamoreプロセッサ
Sycamore processor
142個のトランスモンを並べ、2019年の量子超越の実験に使った超伝導チップ
- 年代
- 2019年
- 場所
- アメリカ(Googleの研究チーム)
しくみと歴史
Googleの研究チームが作った超伝導の量子プロセッサで、2019年の量子超越の実験に使われた。チップには142個のトランスモンが格子状に並び、そのうち54個が個別に制御して読み出す量子ビット、残る88個が隣どうしの結合を入り切りする結合器である。54個のうち1個は壊れていて、実験には53個を使った。
1量子ビットゲートの誤りは平均0.16%、2量子ビットゲートは0.62%、読み出しは3.77%で、いずれも同時に動かしたときの値である。2量子ビットゲートはfSimと呼ばれる種類で、全体は希釈冷凍機の中で冷やして動かす。冷凍機と冷却水、周辺の電子機器を合わせた消費電力は約26 kWと見積もられている。計算の正しさの測り方は量子超越とXEBで追える。