生涯
1936年、東京に生まれた。東京大学で1964年に理学博士の学位を取り、1965年にカリフォルニア工科大学の研究員となった。東京大学の助教授と教授を経て、1972年からカリフォルニア工科大学の教授を務め、1990年からは同大学の地震研究所の所長を務めた。
記念講演で本人が語るところでは、1960年のチリの地震の記録に残った周期10分ほどの波に感激し、長い波で地震の大きさを決めようと解析を始めた。1977年の論文で地震モーメントからMwを定義し、1979年にトーマス・ハンクスと式を整えた。
京都賞の贈賞理由は、巨大地震の全過程を地震波の記録から明らかにする解析手法の考案を挙げ、アスペリティ・モデルの提唱、長周期地震波の即時解析による津波警報システムの提案、高層ビルと長周期地震波の共振の指摘にも触れている。2007年に京都賞の基礎科学部門を受けた。受賞時の肩書きはカリフォルニア工科大学の名誉教授である。