
出典: Wikimedia Commons・ETH Zürich・CC BY-SA 3.0
生涯
1885年11月9日、ハンブルクの近くのエルムスホルンで生まれた。ミュンヘン大学とゲッティンゲン大学で数学と物理学を学び、ヒルベルトのもとで1908年に学位を得た。ゲッティンゲンで私講師を務めていた1911年2月、膜の固有値が面積だけで決まる割合で増えることを示す短い報告を書き、ヒルベルトがゲッティンゲンの科学協会の会合に提出した。
1913年にチューリヒ工科大学の教授となり、同じ年に『リーマン面の概念』を出した。アインシュタインの一般相対性理論に強く引かれ、1918年に『空間・時間・物質』を著した。1930年にヒルベルトの後任としてゲッティンゲンに戻ったが、1933年にプリンストン高等研究所へ移り、1952年に退くまでそこで研究した。
連続群を行列で表す理論を作り、それを量子力学に使う道を開いた。シュレーディンガーの伝記を書いたムーアは、1920年代のワイルを、黒い口ひげのほっそりした美青年として描いている。1955年12月8日、チューリヒで没した。