針を回す広さに下限はない
長さ1の針の向きを、机の上で反対にしたい。それには、ある程度の広さが要りそうに思える。
真ん中を軸に回すと、針は直径1の円を掃き、面積はになる。高さ1の正三角形でも向きは反対にでき、面積はで済む。凸な図形に限れば、これがいちばん小さい。とがった角が3つあるデルトイドの中なら、角に寄せては向きを変える動きを3回くり返して、まで下がる。
それでも、下限は0である。
1917年、東北帝国大学の助教授だった掛谷宗一は、大学の欧文の紀要『Science Reports』に卵形線の最大と最小についての論文を載せ、針を180°回すのに要る最小の面積を問うた。


同じころ、ロシアのペルミ大学では、アブラム・ベシコヴィッチが積分の問いを考えていた。平面のリーマン積分可能な関数は、座標軸をうまく選べば、1変数ずつ積分していけるか。1919年、ベシコヴィッチはペルミの物理数学会の雑誌に答えを載せた。答えを支えていたのは、あらゆる向きの線分を含むのに面積が0の集合である。

ところが、ロシアは内戦のさなかにあった。ペルミは1918年の暮れに白軍に占領され、翌年に赤軍が取り返す。論文はロシアの外へ届かなかった。ベシコヴィッチは1924年に国境を越えてコペンハーゲンへ渡り、のちにイギリスへ移る。そこで掛谷の問いを知り、1919年の作り方を少し変えれば答えになると気づいた。論文は1928年、ドイツの学術誌『Mathematische Zeitschrift』に載った。

同じ年、オスカー・ペロンが同じ雑誌に、ベシコヴィッチの定理を扱う4ページの論文を載せた。三角形を細く分けて平行移動で重ねていく今の形は、その名から「ペロンの木」と呼ばれる。1971年にはカニンガムが、半径1の円に収まる穴のない図形でも、面積をいくらでも小さくできることを示した。
面積の代わりに次元で測る
面積が0になるなら、集合の大きさは何で測ればよいか。手がかりになるのが次元である。
集合を太さだけ太らせ、その面積や体積が、を小さくしたときにどの速さで減るかを見る。次元の空間で、近傍の体積がなら、次元はと数える。これがミンコフスキー次元で、覆う球の大きさを場所ごとに選べるハウスドルフ次元は、これより大きくならない。
この量に目が向いたのは1971年である。チャールズ・フェファーマンがベシコヴィッチの作り方をフーリエ解析の反例に使い、同じ年にロイ・デイヴィスは、平面の掛谷集合の次元が必ず2になることを証明した。面積は0にできても、次元は下がらない。
そこで、次元の空間でも次元はになるだろう、という予想が立った。3次元では、1983年に2までが示され、1995年にトーマス・ウォルフがに引き上げた。その先は、2000年にネッツ・カッツとイザベラ・ワバ、テレンス・タオがミンコフスキー次元でをほど超え、2019年にカッツとジョシュア・ザールがハウスドルフ次元でをわずかに超えただけだった。30年近く、壁はほとんど動かなかった。
2025年2月24日、ニューヨーク大学のホン・ワンと、当時ブリティッシュ・コロンビア大学にいたザールは、127ページの論文をarXivに公開した。3次元のすべての掛谷集合が、ミンコフスキー次元でもハウスドルフ次元でも3になるという証明である。2022年の「くっつく掛谷集合」の論文と、2024年の論文に続く3本目だった。
ただし、3本目の原稿は2026年10月の時点でarXivの第1版のままで、学術誌に載ったという記載は無い。前の2本は、すでに『Journal of the American Mathematical Society』と『Inventiones Mathematicae』に載っている。2026年3月にはラリー・ガスがブルバキ・セミナーで証明の全体を解説し、ガスと2人で3本目の証明を49ページに短くした原稿は、『Mathematika』への掲載が決まっている。
2026年7月23日、フィラデルフィアで開かれた国際数学者会議で、ワンはフィールズ賞を受けた。国際数学連合が挙げた授賞の理由には、3次元の掛谷問題が入っている。女性の受賞は、2014年のマリアム・ミルザハニ、2022年のマリナ・ヴィヤゾフスカに続いて3人目である。4次元以上では、予想はまだ解けていない。
細い管の重なりを数える
完全な証明は、3本の論文を合わせて240ページを超える。以下は、2とに届く議論と、ワンとザールの証明の骨組みである。
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平面の三角形を、頂点と底辺の中点を結ぶ線で2つに分け、片方を平行移動で重ねる。2つの斜辺がつくる中央の三角形がの倍になるまで寄せると、どの辺の向きも変えずに面積が減る。
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この操作を、個に分けた三角形で入れ子にくり返すと、面積はいくらでも小さくなる。その極限として、平面に面積0の掛谷集合ができる。区間を掛けると、3次元でも体積0の掛谷集合になる。向きがの線分は、平面で向きがの線分の真上に立てればよい。
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そこで、線分を太さの管に太らせる。3次元で向きをずつずらして選ぶと、管はおよそ本で、1本の体積はほど、体積の和はおよそ1になる。重なりの度合いを、1点を通る管の平均の本数で表す。どんなについてもが示せれば、となり、次元は3になる。
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2本の管が角度で交わると、重なりは長さほどの部分に限られる。平面では、この評価を全部の組について足すととなり、次元は2になる。計算は途中の計算の章で追う。
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3次元では、管がほぼ縦を向くように座標をとり、離れた2つの高さの水平な面で切る。切り口の面積を高さについて平均するとほどなので、どちらの面積もの数倍に収まる高さを選べる。管は、下の切り口と上の切り口の点を選べば決まる。どちらの切り口でも、ずつ離れた点はおよそ個しかとれない。管の本数は組の数を超えないので、となり、次元は2以上になる。
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1995年、ウォルフは1本の管と交わる管だけを集めた「ヘアブラシ」を考えた。交わる管は、軸の管を含むいくつもの平面に分かれ、同じ平面の中では手順4によってほとんど重ならない。体積を2通りに数えて比べると、となり、次元は以上になる。
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しかし、複素数の3次元の空間には、管が凸な領域に固まらないという条件を満たしたまま、手順6の指数にちょうど届く並べ方がある。2000年にカッツ、ワバ、タオが示したハイゼンベルク群の例である。実数と複素数を区別しない議論では、を越えられない。証明では、実数だけがもつ性質として、ブルガンが2003年に示した離散化した和と積の定理を使う。とし、の中の集合が、どの区間にも偏らずにの目で個ほどの点に見えるなら、次の式が成り立つ。
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ワンとザールは、凸な領域に固まらない管の集まりでがつねに成り立つ指数の下限をとおき、と仮定した。2025年の論文で示したのは、いちばん重なる管の集まりが、多くの尺度で、太い管の中に細い管がまとまる「くっつく」形になることである。くっつく形からは、管の束が薄い板の層に並ぶ構造と、複素共役に似た構造が出てくる。こちらはカッツ、ワバ、タオの研究と2022年の論文による。そこから和と積でほぼ閉じた集合が作れてしまい、手順7の定理に反する。
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よって、管が凸な領域に固まらないかぎり、はのどんな小さな負の累乗よりもゆっくりとしか増えない。管の一部だけを使っても同じ形の不等式が成り立つので、ハウスドルフ次元も3になる。
平面の管を手で数える
平面の掛谷集合から、向きがずつ違う線分を本選び、長さ1、幅の長方形の管に太らせる。本目の向きはで、角の差は1ラジアン以下になる。全部の向きは、この扇形を回せばそろう。管を合わせた図形の面積を、1977年のコルドバの議論で下から押さえる。
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管の面積を足す
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2本の重なりを角度で押さえる
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差ごとに組を数える
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を使う
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調和級数を対数で押さえる
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重なりの和を積分で書き直す
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コーシー=シュワルツの不等式を使う
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2乗してについて解く
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半径の円で覆う個数に直す
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対数をとってとする
一方、平面の集合の次元は2を超えないので、ミンコフスキー次元はちょうど2である。なら、手順8の右辺は約0.054になる。100本の管の面積は合わせて1あり、どう重ねても0.054より小さくはならない。タオの総説によると、この対数の因子はこれ以上よくならないことを、カイヒが示している。
1万本の管と、円で切った周波数
3次元でとすると、向きを0.01ラジアンずつ変えた管は、定数倍を除いて1万本になる。体積の和は1である。手順5の切り口の議論で保証できるのは、重なりで減っても体積が定数倍を除いて0.01より大きいことだけだった。ウォルフの評価なら0.1まで上がる。一方、ワンとザールの定理は、どんなについても倍の違いを除いて、体積が和の1と変わらないことを保証する。管は、ほとんど重ならない。
この「重ならなさ」は、フーリエ解析の計算でそのまま効く。画像のような2変数の関数を、フーリエ級数を連続の周波数に広げたフーリエ変換で周波数に分け、半径の円の内側だけを残して戻す操作を考える。2乗の積分で大きさを測るなら、この操作で関数が大きくなることはない。ところが1971年のフェファーマンの定理によると、2次元以上では、のノルムで測ったとき、操作の前と後の比に上限が無い。反例は、ベシコヴィッチの作り方で並べた細い管に、波の束をのせて作る。
円の縁をなめらかにしてを掛けるボホナー=リースの平均なら、予想される範囲ので、どのでも収束するか。2次元ではカールソンとシェーリンが1972年に解いたが、3次元以上ではいまも予想のままである。この予想が正しければ、掛谷予想も正しいことが分かっている。
三角形とデルトイドと有限の平面
例題 1基本針の向きを反対にできる正三角形
(1)高さ1の正三角形について、1辺の長さと面積を求めよ。
(2)その面積は、直径1の円の面積の何倍か。小数第2位まで求めよ。
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(1)1辺をとすると、高さはである。
(2)円の面積はである。
例題 2入試半分に分けてずらす
底辺の長さ2、高さ1の二等辺三角形を、頂点から底辺に下ろした垂線で2つの直角三角形に分け、左の三角形を右へ()だけ平行移動する。
(1)2つの三角形を合わせた図形の面積を、の式で表せ。
(2)の最小値と、そのときのを求めよ。
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(1)底辺から高さの水平な直線で切り、とおく。右の三角形の切り口は、ずらした左の三角形の切り口はである。合わせた切り口の長さは、の範囲で次のように変わる。
について0から1まで積分する。
(2)微分して0とおく。
なので、ここで最小になる。
面積は元の3分の2まで減り、辺の向きは平行移動で変わらない。証明の手順1でとした場合にあたる。
例題 3難関カントール集合の次元
区間から、真ん中にある長さ3分の1の開区間を除き、残った区間それぞれから真ん中の3分の1を除く操作を限りなく続けた集合をとする。
(1)長さの区間個でを覆えることを示せ。また、長さの区間で覆うには少なくとも個が要ることを示せ。
(2)を覆うのに要る長さの区間の最小の個数をとする。のでの極限を求めよ。この値がのミンコフスキー次元である。
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(1)回目の操作のあとに残る区間は個で、どれも長さである。はこの中に含まれるので、個で覆える。回目に残る区間どうしの隙間は、どれも以上ある。長さの区間が3つの区間と交わるには、真ん中の区間を丸ごと含み、さらに両側の隙間を越えなければならず、長さが足りない。よって1つの区間が交わる残りの区間は2つまでで、残った区間はどれもの点を含むから、少なくとも個が要る。
(2)(1)からは以上以下なので、はさみうちで極限が決まる。
長さは0でも、次元は0.631になる。
例題 4大学デルトイドの中の針
とし、複素平面の曲線()をデルトイドとする。
(1)を示せ。
(2)曲線が囲む面積をで求めよ。
(3)針の長さを1にするとき、デルトイドの面積を求めよ。
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(1)、を使う。
両端が曲線の上にある長さの線分で、向きはである。を0からまで動かすと、両端が入れ替わり、向きが反対になる。
(2)を掛けて整理する。
虚部はなので、面積は次のとおりである。
(3)からである。
例題 5大学有限の平面の掛谷集合
素数について、を個の元からなる体とする。平面の直線は()で、向きは通りある。どの向きの直線も1本は含む集合を、掛谷集合という。
(1)を示せ。
(2)のとき、(1)の下限を求め、平面の9点のうち何%にあたるかを答えよ。
解説を見る
(1)向きの違う直線をから1本ずつ選ぶ。向きの違う2本の直線は、ちょうど1点で交わる。は、それより前の本とそれぞれ1点しか共有しない。よってを加えると、点は個以上増える。
(2)なら下限は6で、9点の約67%にあたる。すべての選び方を計算機で調べると、実際の最小は7点になる。
回し方3通りと、2から3への歩み
円と正三角形は凸で、デルトイドはくぼんでいる。そのうえ遠くへの平行移動まで許すと、ペロンの木のように面積はいくらでも小さくなる。
分けてずらして削る
「分ける回数」を上げると、正三角形が個の細い三角形に分かれ、隣どうしを寄せて重ねた形になる。どの三角形も平行移動しただけなので、60°の範囲にあるすべての向きの線分が残ったまま、面積だけが減る。下の欄の面積は、形を横に600本の線で切って数え直した値である。
波の束と、有限の体へ
- 数学 調和解析では、関数を細い管にのった波の束に分け、束がどれだけ重なるかを掛谷型の評価で数える。1991年にブルガンが、掛谷予想の進展をフーリエの制限問題やボホナー=リースの平均の進展に変える方法を示した。形の面積の極値を問う点は等周不等式と同じだが、針の問題には最小の形が無い。
- 物理学 波動方程式やシュレーディンガー方程式の解も、管に沿って進む波の束に分けて調べる。ワンは、平面の波動方程式の局所平滑化予想を、ガスとジャンとの共同研究で解いた。
- 情報科学 有限体の上の掛谷問題は、1999年にウォルフが実数の問題の模型として提案した。2008年にドヴィルが、多項式を使う数ページの証明で解いた。2009年のドヴィル、コッパルティ、サラフ、スーダンの論文は、下限をまで上げ、同じ方法で、偏った乱数から一様に近い乱数を取り出す抽出器を改良した。
3次元のあとに続く研究
- 2025〜2026年 ガス、ワン、ザール(MIT、ニューヨーク大学、南開大学) ガスが2025年8月に、一般の場合をくっつく場合に帰着する部分の概略を公開した。2026年1月には3人で、手順8のをより少ない段階で導く原稿を出した。出典はarXiv:2508.05475とarXiv:2601.14411。
- 2024年 ワンとシュクン・ウー(ニューヨーク大学、インディアナ大学)3次元のフーリエの制限問題で、指数の評価を示した。予想される範囲はで、まだ開いている。この評価からは、証明の手順6で見たウォルフの評価が導ける。出典はarXiv:2411.08871。
- 2023年 ケビン・レンとワン(プリンストン大学、ニューヨーク大学) 平面のフュルステンベルク集合の予想を解いた。次元ぶんの直線のそれぞれと、次元以上の部分で交わる集合は、ハウスドルフ次元が以上になる。線分を丸ごと含まなくてよい、掛谷集合の仲間にあたる。出典はarXiv:2308.08819。
- 2021年 ボダン・アルソフスキ(シェフィールド大学) 進数の空間で、どの向きにも長さ1の線分を含む有界な集合は、ハウスドルフ次元もミンコフスキー次元もになることを証明した。実数を進数に替えた掛谷予想は、すべての次元で解けている。出典はarXiv:2108.03750。
参考文献
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- R. O. Davies, "Some remarks on the Kakeya problem", Proc. Cambridge Philos. Soc. 69 (1971), 417-421; C. Fefferman, "The multiplier problem for the ball", Ann. of Math. 94 (1971), 330-336; A. Córdoba, "The Kakeya maximal function and the spherical summation multipliers", Amer. J. Math. 99 (1977), 1-22; F. Cunningham, "The Kakeya problem for simply connected and for star-shaped sets", Amer. Math. Monthly 78 (1971), 114-129.
- T. Wolff, "An improved bound for Kakeya type maximal functions", Rev. Mat. Iberoam. 11 (1995), 651-674; N. H. Katz, I. Łaba, T. Tao, "An improved bound on the Minkowski dimension of Besicovitch sets in ℝ³", Ann. of Math. 152 (2000), 383-446; N. H. Katz, J. Zahl, "An improved bound on the Hausdorff dimension of Besicovitch sets in ℝ³", J. Amer. Math. Soc. 32 (2019), 195-259.
- H. Wang, J. Zahl, "Sticky Kakeya sets and the sticky Kakeya conjecture", J. Amer. Math. Soc. 39 (2026), 515-585; "The Assouad dimension of Kakeya sets in ℝ³", Invent. Math. 241 (2025), 153-206; "Volume estimates for unions of convex sets, and the Kakeya set conjecture in three dimensions", arXiv:2502.17655 (2025).
- L. Guth, "The Kakeya conjecture in ℝ³ [after Hong Wang and Joshua Zahl]", Séminaire Bourbaki n° 1251(2026年3月); L. Guth, H. Wang, J. Zahl, "A streamlined proof of the Kakeya set conjecture in ℝ³", arXiv:2601.14411 (to appear in Mathematika); L. Guth, "Outline of the Wang-Zahl proof of the Kakeya conjecture in ℝ³", arXiv:2508.05475.
- T. Tao, "From rotating needles to stability of waves", Notices Amer. Math. Soc. 48 (2001), 294-303; N. H. Katz, T. Tao, "Recent progress on the Kakeya conjecture", Publ. Mat. Vol. Extra (2002), 161-179; H. Pajot, "Autour du problème de Kakeya", Journées mathématiques X-UPS 2017, 71-116; Z. Dvir, "On the size of Kakeya sets in finite fields", J. Amer. Math. Soc. 22 (2009), 1093-1097; Z. Dvir, S. Kopparty, S. Saraf, M. Sudan, arXiv:0901.2529.
- International Mathematical Union, "Fields Medals 2026"、IMU News 138(July 2026)、Fields Medalの受賞者の一覧; 統計数理研究所『75th Anniversary』歴代所長紹介; MacTutor History of Mathematics, "Abram Samoilovitch Besicovitch".